[メイン]
GM :
◆トレーラー
風は吹く。
春の陽気を運ぶように。
風は通る。
冬の寒気を忘れさせない為に。
それは、未来への期待を膨らませ。
それは、過去への憧憬を抱かせた。
また、この気持ちを抱けると思っていた。
ダブルクロスThe3rdEdition
「Spring has come, and the present has failed」
ダブルクロス──それは、裏切りを意味する言葉。
[メイン] GM : さて、準備自体はゆっくりでも大丈夫だぞと前置きした上で
[メイン] GM : 準備が出来たら教えてくれ
[メイン] サスケ : 教える
[メイン] GM : では……
[メイン] GM : 出航だァ~~~~~~~!
[メイン] サスケ : 出航だァ〜〜〜!!
[メイン] GM :
[メイン] GM : Trigger「いつもの日常」登場:サスケ
[メイン] サスケ : 36+1d10 登場/リザレクト (36+1D10) > 36+5[5] > 41
[メイン] system : [ サスケ ] 侵蝕率 : 36 → 41
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : “君は、目が覚めた”。
[メイン] GM : “いつもの朝”。
[メイン] GM : “周囲を見渡せば、見慣れた自分の部屋だ”。
[メイン] サスケ : 目が覚める
[メイン] サスケ : 普段通りの部屋、普段通りの姿
[メイン] サスケ : ……………少し寝過ぎたか
[メイン] サスケ : そう思い、現在時刻を確認する
[メイン] GM : 7時10分。
[メイン] サスケ : ───いつもより2時間も遅く起きたか
[メイン] サスケ : ……?
[メイン] サスケ : いつも?いつもはこの時間のはずじゃないのか?
[メイン] サスケ : 何とも言えない違和感を感じつつも着替え、朝食を済ませる
[メイン] さな : 「……ぁ」
[メイン] さな : ひょこり、とリビングに顔を出す。
[メイン] さな : 「お兄ちゃん、起きてたの?」
[メイン] GM : “君の妹”。
[メイン] GM : “君が大切にしている、妹だ”。
[メイン] サスケ : 「……ああ、済まない。起きた事を伝えればよかったか」
[メイン] さな : 「あ、ううん! いいの。お兄ちゃんが早起き出来たなら問題無いもん」
[メイン]
サスケ :
「朝食はもう済ませたか?」
といつも通りの話をする
[メイン]
さな :
「あ、私はまだ……えへへ」
ちょっと困ったように笑って。
[メイン] さな : 「じゃあ、私も食べてくるね」
[メイン]
サスケ :
「ああ」
[メイン] サスケ : 頷いて妹であるさなが食事を食べるのを見て、適当に自宅のリビングで新聞を読む
[メイン] GM : “変わらない日常”。
[メイン] GM : “いつも通りの、一日”。
[メイン] サスケ : ああ、オレに妹がいたのならこう言った日常を……
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ : 『お兄いちゃん』
[メイン] サスケ : オレが?
[メイン] サスケ : ……………
[メイン] サスケ :
[メイン]
サスケ :
何か今日は調子が悪い
いつもなら気にしないような事を気にしてしまっている
[メイン] さな : 「……お兄ちゃん、どうかした?」
[メイン] さな : いつの間にか朝食を食べ終わっていたのか、覗き込む。
[メイン] サスケ : 「ん…ああ、気にしなくていい。少し良くないニュースが目に入っただけだ」
[メイン] さな : 「んう……朝からそうだと、参っちゃうよね」
[メイン] さな : 「あ、そうだ」
[メイン] さな : 「そろそろお仕事行かなくて、大丈夫?」
[メイン] サスケ : 「……ああ、そうだったな」
[メイン] サスケ : 新聞を畳んで、時計を見る
[メイン] GM : 7時57分。
[メイン] GM : “今から向かえば、問題無く職場に着くだろう”。
[メイン] サスケ : ………
[メイン] サスケ : 仕事、か
[メイン] サスケ : 支度を整える
[メイン]
サスケ :
何の?
心の奥底にいる"自分"は問いを投げかける
[メイン]
サスケ :
『いつも通りの』
表層のオレはそう答える
[メイン] サスケ : 少し深刻そうな顔をして
[メイン] サスケ : 「すまないさな、オレは何処に行けばいいんだったか」
[メイン]
サスケ :
『何を言っているんだ?ついにボケたか?』
などと思いつつも
[メイン] さな : 「ほえ!? わ、忘れちゃったの……!?」
[メイン] さな : 「お、お兄ちゃん疲れてる……? お仕事お休みする?」
[メイン] さな : 心配そうに、そう問う。
[メイン] サスケ : ………
[メイン] サスケ : 「そうだな、今日は少しお休みするよ」
[メイン] さな : 「……ん、わかった」
[メイン] さな : 「……あ、お兄ちゃん。お電話、私がする?」
[メイン] サスケ : 「いや、そこまでさせる訳にもいかない。オレがやるよ」
[メイン]
サスケ :
そう言い、電話を掛ける
────番号は表層意識と身体が"覚えて"いる
[メイン] GM : 電話は、数コールの後に取られる。
[メイン] 上司 : 「はぁいもしもし。有限会社サカモトです」
[メイン] サスケ : 「『うちはですが本日は体調面の不調より休暇をいただけるでしょうか』」
[メイン] 上司 : 「あら~珍しいわねぇ。でも最近働き詰めだったものね……」
[メイン] 上司 : 年度末はどうしてもねぇ、と呟く声。
[メイン]
サスケ :
『普段使ったことがない敬語を』
『さも当たり前かのように』
『知っているようで知らない人間に伝えた』
[メイン] サスケ : 「ありがとうございます」
[メイン] 上司 : 「いいのよ~。いつも頑張ってくれているしね。さなちゃんとゆっくりお休みして頂戴な」
[メイン] サスケ : 再びありがとうございますと伝え、電話を切る
[メイン]
サスケ :
「心配させたな、オレは今日は休む」
さなにそう微笑み掛ける
[メイン] さな : 「うん。わかった………お兄ちゃん、食べたいものとかある?」
[メイン] さな : 「私、買ってくるよ?」
[メイン] サスケ : 少し考えた後
[メイン] サスケ : 「随分と立派になったな」
[メイン]
サスケ :
「だが…」
と少しこちらに手招きして
[メイン]
さな :
「……?」
とてて、と近づく。
[メイン]
サスケ :
「兄の心配は、また今度な」
さなの額に指を当てて
[メイン] サスケ : 「そんな兄の心配事より自分のやる事をやるといい」
[メイン] サスケ : そう言い、再び微笑み掛ける
[メイン] さな : 一瞬、呆気に取られて。
[メイン] さな : その後、柔らかな笑みを見せて。
[メイン] さな : 「………えへへ」
[メイン] さな : 「やっぱり、お兄ちゃんには敵わないなぁ……」
[メイン] さな : 「でもでも。本当に無理はしたらダメ、だからね?」
[メイン] サスケ : 「ああ、わかっているさ」
[メイン] サスケ : 「1人で無理をする前に周りに相談くらいはしろ、ってのは何度も聞いてきたからな」
[メイン]
さな :
「なら、うん。よし!」
にこっ、と笑う。
[メイン] さな : 「それじゃ、私一旦お部屋に戻るけど……何かあったら呼んでね」
[メイン] サスケ : 「ああ」
[メイン] さな : 軽く手を振って、廊下へと駆けていく。
[メイン] サスケ : 見送った後、少し布団に戻るように動こうとする
[メイン] サスケ :
[メイン]
サスケ :
『また今度な』
[メイン] サスケ : 『1人で無理をするな』
[メイン] サスケ : ………いつ聞いた?
[メイン]
サスケ :
違う
さらに根源的な…これは…?
[メイン] サスケ : 額に指を押し当てる……あの動き
[メイン] サスケ : オレは……いつ何処で知ったんだ?
[メイン] サスケ :
[メイン]
サスケ :
布団に入り、一度難しい考えから逃避するかのように目を瞑る
寝るわけではないが、な
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・自分の普段の生活 情報:噂話/5
・自分の家族について 情報:噂話/5
[メイン] GM : 能動的に他の項目を調査する事も可能。
[メイン] GM :
[メイン] GM : そして、今回はソロ卓の為
[メイン]
GM :
1シーン辺りに調査出来る回数を2回とする。
再登場(1d10侵蝕率追加増加)した場合も同様に、2回追加調査可能とする。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] サスケ : middle 『現夢夢現』
[メイン] サスケ : 41+1d10 登場/リザレクト (41+1D10) > 41+5[5] > 46
[メイン] system : [ サスケ ] 侵蝕率 : 41 → 46
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ :
[メイン]
サスケ :
再び目を覚ます
瞑るだけだったが寝てしまってたようだ
[メイン] サスケ : 再び時刻を確認する
[メイン] サスケ : ────何故?
[メイン] サスケ : 仕事はもう今日はないはずだろう?
[メイン] GM : 11時45分。
[メイン] サスケ : ……だとしてもだ
[メイン] サスケ : ………
[メイン] サスケ : かなりよく眠ったようだな
[メイン]
サスケ :
二度寝にしては良く寝た
寝すぎなくらいだ
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ : 『オレが兄の真似事?冗談も大概にしろよ』
[メイン] サスケ : 深層心理は訴えかけてくる
[メイン]
サスケ :
「妹は妹だ、兄なんてものは知らない」
表層心理はそう語り返す
[メイン] サスケ : ………
[メイン] サスケ : 『現実を直視した方が早そうだな』
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ : 調査 自分の家族について
[メイン] サスケ : 1dx10>=5 (1DX10>=5) > 9[9] > 9 > 成功
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・自分の家族について
“両親は既に他界しており、妹と2人で暮らしている。”
“妹はこの春、高校に入学する。”
“明後日、その準備の為に2人で街へ向かう予定だ。”
[メイン] GM :
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ : 『…………』
[メイン] サスケ : この世界に、オレの兄はいない
[メイン] サスケ : オレを兄とした、世界
[メイン] サスケ : ………
[メイン] サスケ : 『1人で背負い込むな』
[メイン]
サスケ :
何度も何度も、聞いてきた
言ってきた
[メイン] サスケ : だが……実感が…まだ
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ : 1人リビングに向かい、昼飯の準備をする
[メイン] サスケ : 椅子に座り込み、自分の右腕を見る
[メイン] サスケ : ────オレは、何者なんだ?
[メイン] サスケ : そんな物は、わからない
[メイン] サスケ : ただ……
[メイン] サスケ : "何か大切な物の為に……オレは動いていた"
[メイン] サスケ : "それは今も変わらない"
[メイン] サスケ : "ただ、一個人のために…では無く"
[メイン] サスケ :
[メイン]
サスケ :
能動調査
オレの信念は何だ?
妹か、それとも…
[メイン] サスケ : "何かしらの大義"か
[メイン] GM :
[メイン] GM : 難易度20
[メイン] GM : どの技能でも一律
[メイン] GM :
[メイン] サスケ : 援護の風ウィンドブレス
[メイン] サスケ : 判定は
[メイン] サスケ : 意志だ
[メイン] サスケ : (4+5)dx10+10>=20 (9DX10+10>=20) > 9[1,1,1,2,3,3,5,6,9]+10 > 19 > 失敗
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ : ロイスをタイタスに
[メイン] サスケ : 使用ロイスは
[メイン] サスケ :
[メイン]
サスケ :
─────仲間か、家族か
切り捨てるのなら、どっちだ?
ふとそんな2択が
[メイン] サスケ : 決まっている
[メイン] サスケ : オレが取る選択は
[メイン] サスケ :
[メイン]
サスケ :
ロイスを取得
夢現
安堵/◯無関心
[メイン]
サスケ :
切り捨てるのは夢か現実かもわからない
この世界だ!
[メイン] system : [ サスケ ] ロイス : 2 → 3
[メイン] system : [ サスケ ] ロイス : 3 → 2
[メイン] サスケ : 1d10+19>=20 (1D10+19>=20) > 8[8]+19 > 27 > 成功
[メイン] サスケ : 『起きろ!!』
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : まだ
[メイン] GM : まだ、そんなの
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 君は、思い出していい。
[メイン] GM : 時系列を、巻き戻そう。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : OP「これは、いつもの仕事である」登場:サスケ
[メイン] サスケ : 46+1d10 登場/リザレクト (46+1D10) > 46+10[10] > 56
[メイン] system : [ サスケ ] 侵蝕率 : 46 → 60
[メイン] system : [ サスケ ] 侵蝕率B : 0 → 1
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
UGNS市支部。
表向き、派遣会社とされているそこに君は呼ばれていた。
[メイン] GM : 応接室……とは名ばかりの会議室に待機させられ十数分。
[メイン] GM : 扉がノックされる。
[メイン] サスケ : 「……む」
[メイン] サスケ : 椅子から立ち上がり、扉を開ける
[メイン] マージナル : 「あ、どうもどうも」
[メイン] マージナル : そう笑う少年──いいや、その声色は確かに成熟したそれである──はへこへこと礼を繰り返す。
[メイン] マージナル : 「いやいや、お待たせしてすいませんねぇ」
[メイン] サスケ : 「問題無い、待つのは慣れている」
[メイン]
マージナル :
へへ、と笑いながら会釈数度。
会議室へと入り資料を開いていく。
[メイン] マージナル : 「では早速ですが、今回の任務のお話を」
[メイン]
サスケ :
「………」
無言のまま、資料を見る
[メイン] マージナル : 資料には郊外……おおよそ、車で1時間程の場所が示されている。
[メイン] マージナル : 「今回は初動調査をお願いしたくてですね。地図に書かれた地域、わかります? そこでレネゲイド反応……結構微弱なものなんですが。それが確認されました」
[メイン] サスケ : 「…ふむ」
[メイン] サスケ : 目を細めて地図を見る
[メイン] マージナル : 大体、街の中心から北上した辺り。
[メイン] マージナル : 沿岸部の町としてそこそこ有名。
[メイン] サスケ : 「成る程、ここで初動調査を、か」
[メイン] マージナル : 頷く。
[メイン] サスケ : 「了解した、留意点…と言っても初動なので恐らくは不明であろうが何か気になる点とかはあったりしないか?」
[メイン] マージナル : 「そう、ですねぇ……強いていうなら」
[メイン] マージナル : 「“何が要因かわからない”、ですかね」
[メイン] マージナル : 「オーヴァードかも、EXレネゲイドかも、レネゲイドビーイングかも不明なので」
[メイン] マージナル : 「……かと言って、反応的に大挙するのも難しいのがなんともなんですが」
[メイン]
マージナル :
反応としては、人数を割けない。
しかし、リスクケアとしてはマンパワーが欲しい。
[メイン]
マージナル :
だから、故に。
実力あるオーヴァード1人に頼む、という折衷案となった。
[メイン]
サスケ :
わからないということがわかった
つまりはいつも通りだ
[メイン] サスケ : 「了解した、こちらからは特に無い」
[メイン] マージナル : すみませんね、と困った顔で笑う。
[メイン] マージナル : 「では、改めて……よろしくお願いします」
[メイン] サスケ : 「ああ」
[メイン] サスケ : そう言い、荷物を纏め扉から出る
[メイン] マージナル : ひら、と手を振って。
[メイン] サスケ : 問題は無い、と言ったように少しだけ右手を振ってその場を後にする
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : そして。
[メイン] GM : 時は進む。
[メイン] GM : 今へと、戻る。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : ・ここは一体何なのか? 知識:レネゲイド/7
[メイン] GM :
[メイン] GM : 今は、14時01分。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : まだ、まだ。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
サスケ :
自分の身に何が起きた
middle 『What Happened to me』?
[メイン] サスケ : 60+1d10 登場/リザレクト (60+1D10) > 60+3[3] > 63
[メイン] system : [ サスケ ] 侵蝕率 : 60 → 63
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ : 昼食の準備を整え、椅子に座っている
[メイン]
サスケ :
そう
普段通りに、しかしこの昼食を作るという行為は普段とは違うように
[メイン] サスケ : 「さな、昼食が出来た」
[メイン] さな : 「ん、はーい」
[メイン] さな : 自室から出てきて、とてとてと食卓へ向かう。
[メイン] サスケ : 「今日はおにぎりだぞ」
[メイン] さな : 「わー、おにぎり!」
[メイン]
さな :
わあい、わあいと無邪気に笑う。
……年相応、と言うにはやや幼い振る舞いだが。
[メイン] サスケ : 稀に自分の兄がやっていた通りに、妹に接する
[メイン] サスケ : 『気づいてるだろう?そこにいるのは自分の家族では無いと』
[メイン]
サスケ :
……だとしてもだ
[メイン] サスケ : 物事には、何かしら…理由がある
[メイン] サスケ : それを突き詰めるまでは、オレは亡き兄の真似をしよう
[メイン] サスケ : 「そうか、何個食べる?」
[メイン] さな : 「えっとえっと……3個!」
[メイン] さな : 指を3本。人差し指、中指、薬指を立てる。
[メイン] サスケ : 「了解」
[メイン] サスケ : そのまま皿におにぎりを乗せ、いただきますとだけ言い食べ始める
[メイン] さな : 同じくおにぎりを乗せて、両手を合わせて。
[メイン] さな : 「いただきます」
[メイン] サスケ : おにぎりを1つ食べ終えた辺りで口を開く
[メイン] サスケ : 「どうだ…美味いか?」
[メイン] さな : 笑顔で頬張りながら。
[メイン] さな : こくん、と頷く。
[メイン] サスケ : 「美味いか、それはよかった」
[メイン] サスケ :
[メイン]
サスケ :
良かった
これで娘に強請られた時の自信にはなった
[メイン] サスケ : ……尤も、帰れなければ意味はないのだが
[メイン]
サスケ :
調査
・ここは一体何なのか? 知識:レネゲイド/7
[メイン] サスケ : (4+1)dx10+2>=7 (5DX10+2>=7) > 10[1,7,9,10,10]+3[2,3]+2 > 15 > 成功
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・ここは一体なんなのか?
遺産、「逆巻く歯車」により生成された空間。
2011年3月11日の7時07分から15時26分までを繰り返している。
契約者が存在しており、契約者の意思により君は閉じ込められた。
[メイン] GM :
[メイン] GM : ・遺産「逆巻く歯車」について 知識:レネゲイドor情報:UGN/7
[メイン] GM :
[メイン] サスケ : ………
[メイン] サスケ : これは、確か
[メイン] サスケ : この空間は、目の前にいる少女は
[メイン] サスケ : まさか
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ : ・遺産「逆巻く歯車」について 知識:レネゲイドor情報:UGN/7
[メイン] サスケ : 5dx10+2>=7 (5DX10+2>=7) > 10[1,5,7,7,10]+7[7]+2 > 19 > 成功
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・遺産「逆巻く歯車」について
契約者の願望を叶える遺産の1つ。
「やりなおしたい後悔」に反応し、その記憶と状況を再現する。
契約者が望めば、自分以外の他者も遺産により再現された空間に入れる事が出来る。
空間内への出入りは契約者が自由に行う事ができ、それ以外は契約者本人が望まなければ出る事が出来ない。
また、空間内に存在する遺産本体を破壊すれば、この空間は崩壊する。
[メイン] GM :
[メイン] サスケ : ………まだだ
[メイン] サスケ : この過程はまだ納得出来ない
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ : 63+1d10 再登場 (63+1D10) > 63+8[8] > 71
[メイン] system : [ サスケ ] 侵蝕率 : 63 → 71
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ : 2011年3月11日
[メイン]
サスケ :
知っている
この日に何が起きるのかは
[メイン] サスケ : ただ、だとすると
[メイン] サスケ : 目の前のコイツは…どうなるんだ
[メイン] サスケ :
[メイン]
サスケ :
能動調査
目の前の少女は、さなと呼ばれる少女の…2011年3月12日以降について
情報:UGN
[メイン] GM : 難易度5
[メイン] サスケ : 2dx10+1>=5 (2DX10+1>=5) > 7[5,7]+1 > 8 > 成功
[メイン] GM :
[メイン] GM : やめろ。
[メイン] GM :
[メイン] サスケ : "……やはりそうか"
[メイン] サスケ : "……言いたいことは山ほどあるが“
[メイン] サスケ : "今はまだ、役割に徹したらいいのか?"
[メイン] GM : …………。
[メイン]
GM :
そうだ。
だって、今は、お前が。
[メイン] GM : “お兄ちゃん”なんだから。
[メイン] サスケ : ………
[メイン] サスケ : "一応、言っておくが……オレみたいな奴に兄を名乗る資格は無いさ"
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ : 時刻を確認する
[メイン] GM : 14時44分。
[メイン] サスケ :
[メイン]
サスケ :
「ご馳走様でした」
おにぎりを食べ終え、卓に礼をする
[メイン]
サスケ :
少し長くかかりすぎた昼食
[メイン] サスケ : そのまま自分の皿を片付け、洗い場まで行こうとする
[メイン] サスケ : 少し立ち止まって、さなの方を向く
[メイン] さな : まだおにぎりを少し頬張りながら、首を傾げる。
[メイン]
サスケ :
「……?」
なぜ首を傾げられたのか理解できない
[メイン]
さな :
こくん、と飲み込んで。
「ん……どうしたの、お兄ちゃん?」
[メイン]
サスケ :
向いたのは只の気まぐれでは無いが…そうだな
心配、の一言に尽きるか
[メイン] サスケ : 「ああ、いや……そうだな……」
[メイン] サスケ : 「食べ終わったらご馳走様をしっかりしろよ、食べたものに対する感謝を忘れてはならないんだ」
[メイン] サスケ : などと当たり障りも無い当たり前のような事を話す
[メイン] さな : 「うん、もちろんっ!」
[メイン] さな : 「だって、お母さんからそう言われてるもん。忘れる訳ないよ」
[メイン] さな : えへへ。と笑う。
[メイン] サスケ : 「えらいな、お前は」
[メイン]
サスケ :
オレは…母の言いつけをしっかり守っていただろうか
[メイン] サスケ : ……今、感傷に浸る暇はないか
[メイン]
サスケ :
「食べ終わったら暫くこの部屋にいろ」
とだけ伝え、玄関に向かう
[メイン] サスケ : 鍵のロックを外し、そのまま戻って椅子に座る
[メイン] さな : 「え、あ、うん。わかった」
[メイン] サスケ : 「そうだ」
[メイン] サスケ : 「高校はどうしたいか聞いてなかったな」
[メイン] サスケ : 「何がしたいか、とかは今のうちにぼんやりとでも定めておいた方がいい」
[メイン] さな : 「………何がしたいか、かぁー」
[メイン] さな : 「うん、わかっ───」
[メイン] GM : 言葉を遮るように。
[メイン]
サスケ :
────クソッ、オレは何をしているんだ
もうすぐいなくなってしまう少女に…何故こんな話を
[メイン] サスケ : ………ッ!
[メイン] GM : ぐらり。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 一際大きな揺れだった。
[メイン] サスケ : 「テーブルの下に身を隠せ!!」
[メイン] GM : 今まで、経験した事が無いような──あるいは。
[メイン]
GM :
……人生で、一度は経験した事があるかもしれない。
そのような、大きく、そして、長い揺れ。
[メイン] さな : 「ひゃ、あ、う……わ、わかった……!」
[メイン] さな : 言葉に応えるように、身を隠す。
[メイン] サスケ : なりふり構わず叫び、その姿を確認した後同じく身を隠す
[メイン]
サスケ :
さっきのが兄の真似事なのか
今の発言が父親としての性だったのかは知らないが
[メイン]
サスケ :
役割とは言え
[メイン] サスケ : 家族を失う体験は
[メイン] サスケ : 2度と御免だ
[メイン] サスケ :
[メイン]
サスケ :
能動調査!!
ここから一番安全なところまで行ける避難経路!
[メイン] GM : ………6。
[メイン] サスケ : 2dx10+1>=6 (2DX10+1>=6) > 3[3,3]+1 > 4 > 失敗
[メイン] サスケ : "そのつもりはないって言っているだろ"
[メイン] サスケ :
[メイン]
サスケ :
ロイスを取得
自分自身
/◯無力感
[メイン] system : [ サスケ ] ロイス : 2 → 3
[メイン] サスケ : 兄という役割で与えられた家族1人すら守れないオレに
[メイン] サスケ : 父親は務まるかよ!
[メイン] サスケ : そのままタイタスに!!
[メイン] サスケ : 4+1d10 (4+1D10) > 4+4[4] > 8
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : “俺は、知らなかった”。
[メイン] GM : ……でも。
[メイン] GM : ズルするのは
[メイン] GM : そうまでして、助けたいのは
[メイン] GM : お互い様、だもんな。
[メイン] GM :
[メイン] GM : “知ってるよ”
[メイン] GM :
[メイン] サスケ : "すぐに教えろ。オレは何をすればいい"
[メイン]
GM :
“ここは沿岸部だ”。
“つまり、この後津波が来る”。
“だから、そもそもの避難場所……よりも、もっと高台へ向かえ”。
[メイン] GM : …………ただ
[メイン] GM : “さなは、納得しない”
[メイン] GM : “あいつは”
[メイン] GM : “父さんと母さんが、大好きだから”
[メイン] GM : “この家を捨てられない”。
[メイン] サスケ : "………"
[メイン] サスケ : "一先ず伝えてくれてありがとうな"
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ : 「さな、逃げるぞ」
[メイン] サスケ : 卓の下で低く語りかける
[メイン] さな : 「………え」
[メイン] さな : テーブルの下、呆然としながら。
[メイン] さな : 「………に、げ……どこ、に」
[メイン] サスケ : 「高台にだ」
[メイン] さな : 「高台……高台、って」
[メイン] さな : 「…………そんな、大げさ、な」
[メイン] サスケ : 「大袈裟ではない」
[メイン] サスケ : 「これは、オレの予想だが」
[メイン] サスケ : 「このまま元の避難所にいたとて、想定よりも大規模な津波は避難所を飲み込む」
[メイン] さな : 「……………」
[メイン]
さな :
半信半疑。
いくら、兄の言葉と言っても。
[メイン] さな : ピンとこない、現実感のないような。
[メイン] サスケ : 「……オレの言っていることが信じられないか?」
[メイン] さな : 「……………そんな、事はないよ。ない、けど」
[メイン] さな : 「でも……」
[メイン] さな : お家を、見渡して。
[メイン] さな : 「………でも」
[メイン] さな : 「おうち、が」
[メイン] サスケ : 「………」
[メイン] サスケ : ああ、言われた通りの反応だったな
[メイン] サスケ : 「わかっている。わかっては、いるが……」
[メイン] サスケ : 「命には変えられない」
[メイン] さな : 「…………」
[メイン] さな : 「…………わかった」
[メイン] サスケ : 「………行くぞ、手を離すな」
[メイン] サスケ : “お前は、何を見せたいんだ?"
[メイン] サスケ : “この家にとって新参者のオレに、何を見せたいんだ"
[メイン] GM : …………。
[メイン] GM : “やってほしかった”。
[メイン] GM : それだけだよ。
[メイン] サスケ : "………そうか"
[メイン] サスケ : そのままさなを連れて家からすぐに出る
[メイン] サスケ : 「行くぞ!」
[メイン] さな : 「う、ん……!」
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
15時2分。
2人は、駆けだして。
[メイン] GM : あの時間が来る前に、避難が出来て。
[メイン] GM : …………出来て。
[メイン] GM :
[メイン] GM : かちっ。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 意識が、跳ぶ。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : Trigger「いつもの日常」登場:サスケ
[メイン] サスケ : 71+1d10 登場/リザレクト (71+1D10) > 71+7[7] > 78
[メイン] system : [ サスケ ] 侵蝕率 : 71 → 78
[メイン] GM :
[メイン] GM : “君は、目が覚めた”。
[メイン] GM : “いつもの朝”。
[メイン] GM : “周囲を見渡せば、見慣れた自分の部屋だ”。
[メイン] サスケ : "………"
[メイン] サスケ : "これでは足りなかったか?"
[メイン] GM : ……………。
[メイン] GM : 足りない、足りねえよ。
[メイン] GM : 足りる、訳がない。
[メイン] サスケ : ………
[メイン] サスケ : "これはかつてオレが経験したことで、それから学んだ教訓なのではあるが"
[メイン] サスケ : "夢は結局夢に過ぎず"
[メイン]
サスケ :
未来
"夢は夢として成り立たない"
[メイン] サスケ : "無理だとわかっていても、繰り返す"
[メイン] サスケ : "その気持ちは、よくわかる"
[メイン] サスケ : "……目を背けたくなる気持ちはよくわかるが"
[メイン] サスケ : "オレは、未来へと時を進める事を選びたい"
[メイン] サスケ : ……もしも、娘を失ってしまうとするなら、その時感じるのはそのような気持ちなのだろう
[メイン] サスケ : 或いは、最後の血縁者をこの手で殺した時のような……
[メイン] サスケ : "……一つ、わかっていたが聞いていなかったことがあったな"
[メイン] サスケ : "お前は誰だ?"
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 「…………お前、マジで頭いいよなぁ」
[メイン] GM : 「こんな状況ってのに」
[メイン] GM : その声は。
[メイン] GM : 男のものだ。
[メイン] GM : その姿は。
[メイン] : 「俺は」
[メイン] GM : 今、君の、目の前に。
[メイン] : 「…………俺は」
[メイン] : 「そう、在れなかった」
[メイン] サスケ : 「……頭が良い、か」
[メイン] サスケ : 「……いいや、オレはオレが頭がいいなどとは思わない」
[メイン] サスケ : 「……いつまで繰り返している?」
[メイン] : 目を細める。
[メイン] : 「さあ、ね」
[メイン] : その瞳は、今にも。
[メイン] : 泣いてしまいそうで。
[メイン] : 「…………誰かがやれば」
[メイン] : 「誰かが、俺じゃない誰かであれば」
[メイン] : 「諦められる、と思ってた」
[メイン]
サスケ :
「………」
そのまま話を聞く
[メイン] : 「俺さ、最初は……自分でやってたんだよ」
[メイン] : 「さなを、何回も助けて」
[メイン] : 「何回だって、何度だって」
[メイン] : 「でも」
[メイン] : 「“時計は、止まらなかった”」
[メイン] : 懐の懐中時計を揺らす。
[メイン] サスケ : 「"時が止まるだなんて、そんな事は普通あり得ない"」
[メイン] サスケ : 「止まったとしても、そこに求めている物は、少なくとも無い」
[メイン] サスケ : 「……何故なら、お前は…時を止めてしまった。少しだけだが…確かに」
[メイン] サスケ : 「歩みを止めてしまったんだ」
[メイン]
:
口が僅かに動く。
しかし、音は出ない。
[メイン] : 苦く、笑って。
[メイン] : 僅かに俯く。
[メイン] サスケ : 「はぁ……何から話せばいいのやら」
[メイン] サスケ : 座り込んで、話を続ける
[メイン] サスケ : 「一先ず…そうだな」
[メイン] サスケ : 「家族を失いたくない気持ち、それはよくわかる。オレだって既に二度もそれで後悔したからな」
[メイン] サスケ : 「そしてその時に思った事は、憎悪だった。お前と違ってな」
[メイン] : 目を向ける。
[メイン] サスケ : 「お前は諦めなかった、過去を必死に紡ごうと懸命に努力した」
[メイン] サスケ : 「努力しても無理だったから、オレを呼んだのか?」
[メイン] : 「……いやあ、もっと」
[メイン] : 「もっと、俺は」
[メイン] : 「ちゃっちい考えだったよ」
[メイン] : 「…………諦めが欲しかった」
[メイン] : 「失敗にせよ、成功にせよ、俺じゃない誰かの結果を見て」
[メイン] : 「俺じゃないなら、こうなるんだって」
[メイン] : 「それが、知りたかった。それだけ」
[メイン] サスケ : 「……納得が欲しかったわけか」
[メイン] : 「そうなるね」
[メイン] : 「…………もっとも、結局」
[メイン] : 「納得しきれなかった訳だけど」
[メイン]
:
へらり、と笑って。
部屋にある時計を触る。
7時15分。
[メイン]
サスケ :
「それは、オレもそうだ」
いつもより、5分遅い時間
[メイン] サスケ : 「オレだって、納得はしていない」
[メイン] サスケ : 「懸命にもがいて、それでもなお過去は変えられなかった。それは、納得がいかない」
[メイン] サスケ : 「だが、理解は出来る」
[メイン] サスケ : 「失敗した理由の、理解くらいは出来た」
[メイン] サスケ : 少しため息を吐いて
[メイン] サスケ : 「"人間1人がどうにかした程度で何とかなる問題では無い"」
[メイン] : 「…………………」
[メイン] : 「………………はは」
[メイン] サスケ : 「だが」
[メイン] サスケ : 「……人が数を成せば、何とか出来ると思っている」
[メイン] サスケ : 「いや、正しくは」
[メイン] サスケ : 「"1人で沢山のモノを抱え込んだものに、成果も納得も勝利も収める事はできない"」
[メイン] サスケ : ────亡き兄の、生き様であり、昔の自分の誤ち
[メイン] サスケ : 「お前はオレを呼んだわけだが……行動中目的も何もかも知らされていなかった、知らされたのは偽りのみ」
[メイン] サスケ : 「“人間1人でどうにかなる問題ではない"とも言ったが結局の所」
[メイン] サスケ : 「"協力し支え合えば何とかなるかもしれない"って事だ」
[メイン] サスケ : 「今回は、お前も…オレも…しっかりと他人と協力できたか?」
[メイン] : 「…………」
[メイン] : 「……はは」
[メイン] : 首を横に振る。
[メイン] サスケ : 「………」
[メイン]
:
「いやあ、まあ ね」
「俺もお前も」
[メイン] : 「お互いに信じる理由が無かったからね」
[メイン] サスケ : 「腑と言う名の本音は語っていなかったからな、最後の方まで」
[メイン] サスケ : 「だが……」
[メイン] サスケ : 「今こうして語り合えてはいる、手遅れかもしれないが…小さな一歩ではある」
[メイン] サスケ : 「…………それに、だ」
[メイン] : 「それに?」
[メイン] サスケ : 少し考え
[メイン] サスケ : 「今こうやって繰り返してるのは」
[メイン] サスケ : 「結局の所」
[メイン] サスケ : 「彼女の、さなの生き様を…無碍にしているとは思わないか?」
[メイン] サスケ : 「それをそいつが望んだわけでもねえのに……起きた事を否定しようとするな」
[メイン] サスケ : 「過去は変えられない。だからこそ、前を向く必要があるんだ」
[メイン]
サスケ :
過去 今
「後ろばかり見ないで、前を見ろ
[メイン] :
[メイン] : 男は。
[メイン] : 笑った。
[メイン] :
[メイン] : 「………あんたさ、アレだわ」
[メイン] : 「兄、じゃなくてさ」
[メイン] : 「父親だわ」
[メイン] :
[メイン]
:
「…………はは、わかってる」
「わかってるよ」
[メイン] : 「流石に、不器用な話を理解出来ないくらい鈍感じゃあないから」
[メイン] : その笑顔は、どこか悲しげで。
[メイン] : 「…………」
[メイン] : 懐中時計を持って。
[メイン] : 「……………ごめんな、さな」
[メイン] : そう呟いて。
[メイン] : 懐中時計の、蓋を閉めた。
[メイン]
サスケ :
「………」
自分自身、あの空間に未練がなかった訳ではない
[メイン]
サスケ :
仮にも、"兄"として振舞っていたのがそれを裏付けている
だが
[メイン] サスケ : "悪いな、オレは兄ではなく父親であり"
[メイン] サスケ : “弟"だったようだ
[メイン] サスケ : 「………………」
[メイン] : 「…………なんつーか、そうだな」
[メイン] : 男を、見据えて。
[メイン] : 「ありがとな」
[メイン] サスケ : 「………………そうだな」
[メイン] サスケ : 「オレも、今回の一件で色々と知れたからな」
[メイン] サスケ : 「その点に関しては、感謝する」
[メイン] サスケ : ………………
[メイン] サスケ : 「15分だけ、最後に余韻に浸らせてくれるか?」
[メイン] : 「いいよ」
[メイン] サスケ : 「伝え残したことが、一つだけ」
[メイン] サスケ : そのまま、部屋から退室する
[メイン] サスケ : 「さな、いるか?」
[メイン] さな : 「……ん、どうしたの? お兄ちゃん」
[メイン]
さな :
さなは、廊下に居た。
これから食卓に向かうようだ。
[メイン] サスケ : 「少し、やることがあってな」
[メイン] サスケ : 「今からか、オレはもう食事はもう済ませたけどな」
[メイン] サスケ : 「今から仕事に出かけなくてはならないんだ」
[メイン] さな : 「あ、そっか。もうそんな時間……」
[メイン] さな : 「……あれ、ちょっと早いような?」
[メイン] サスケ : 「フッ………少し大切な事をやり残していてな」
[メイン]
サスケ :
「少し早いが、見送りだけ頼めるか?」
そう言いつつ、そのまま玄関に向かう
[メイン] さな : 「うん!」
[メイン] さな : とてとて、と玄関までついていく。
[メイン] サスケ : 靴を履き、鞄を持ち玄関を開ける
[メイン] サスケ : 「行ってきます、の前に…一つだけ」
[メイン] サスケ : そう言い手招きする
[メイン]
さな :
「?」
にこ、と笑いながら近寄る。
[メイン] サスケ : すぅ…と息を吐き
[メイン]
サスケ :
「許せさな、これが最期だ」
さなの額に指を当てる
[メイン] サスケ : 弟であるオレが出来る、精一杯の兄としての動き
[メイン] サスケ : 「────じゃあな」
[メイン]
さな :
それを、目で追って。
息を、吸って。
[メイン] さな :
[メイン] さな : 「いってらっしゃい!」
[メイン] さな :
[メイン] さな : 笑顔で、見送った。
[メイン] サスケ :
[メイン] サスケ : ………………………もう、終わりだ
[メイン] サスケ : 夢現から目覚める時は来た
[メイン] サスケ : ───帰ろう、父としての役割を果たしに
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : Climax「海は凪ぐ」登場:サスケ
[メイン] サスケ : 78+1d10 登場/リザレクト (78+1D10) > 78+10[10] > 88
[メイン] system : [ サスケ ] 侵蝕率 : 78 → 88
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : そこは。
[メイン] GM : 君が派遣された、I市の海岸だった。
[メイン] GM : 人気はない。
[メイン] GM : ただ、そこに立つのは。
[メイン] GM : 君と、もう1人。
[メイン] GM : 細波の音が、静かに響く。
[メイン] GM :
[メイン] : 懐中時計を、かちゃん、と鳴らす。
[メイン] : 「……ここは、外だよ。紛れもなく、外」
[メイン] サスケ : 「そうだな」
[メイン] サスケ : 「物静かなものだ」
[メイン] サスケ : そう、細波の音を聞き返答する
[メイン] サスケ : 「先ほどオレは………生き様について語ったわけだが」
[メイン] サスケ : 「前を歩き、誰かに伝えなければ………彼女がいたと言う証は自分の中にしか残らなくなる」
[メイン] : 「…………そうだね」
[メイン] サスケ : 「………今はまだ、そこにいてもいい」
[メイン] サスケ : 「気持ちの整理が済んだのであれば、行こうか」
[メイン] : 息を吸って、吐いて。
[メイン] : 「……大丈夫」
[メイン] : 「もう、問題無いさ」
[メイン] サスケ : 「………なら、行こうか」
[メイン] サスケ : 踵を返し、歩み始める
[メイン]
サスケ :
「………………」
黙って右手を差し伸べる
[メイン]
サスケ :
「1人で歩くのは案外難しいからな」
[メイン] : それを、一瞬呆気に取られたように見て。
[メイン] : 「…………はは」
[メイン] : しかし。
[メイン] : 「そうだな……嫌って程」
[メイン] : 「“わかったからな”」
[メイン] : その手を、握り返した。
[メイン] サスケ : 「"ああ"」
[メイン] :
[メイン] :
[メイン] :
[メイン]
GM :
その後、遺産は無事UGNにより回収された。
受け渡しは、驚くほどスムーズだったと言う。
[メイン] GM : そして、契約者の青年はイリーガルながらも………ほぼ一般人同様の扱いとなった。彼自身の能力が、さほど強力では無かったからだろう。
[メイン]
GM :
彼は、再び日常へと戻っていく。
進むべき明日へ。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : ダブルクロスThe3rdEdition
[メイン] GM : 「Spring has come, and the present has failed」
[メイン] GM : ─────終
[メイン] GM :
[メイン] GM :